尖石縄文の物語

八ヶ岳連峰

茅野市。雄大な八ヶ岳を臨む美しい里。

以前この近くに住んでいた私は、ここでその頃の友人との再会を果たす。その帰り道、八ヶ岳山麓白樺湖方面へ帰路の途中「尖石縄文考古館」の案内がチラッと見えた。確かここには二つの国宝がある。

縄文のビーナス
仮面のビーナス

実に存在感のある二体の像。一つは子供を宿した裸体。もう一つは仮面と美しい装飾の衣装を纏った正真正銘本物の縄文女性。

別の部屋には沢山の土器が展示されていた。煮炊き用の土器の他に複雑な装飾の儀式用の土器を沢山見る事が出来る。その中で私の目を引いたのがこの人面土器。宗教儀式に使われた道具のようだ。上部と下部に人面のついた土器の中に火を灯すとまるで全身が炎に包まれた出産の光景の様にも見えてくる。

顔面把手付土器

古事記の一場面にイザナミノミコトは火の神カグズチを産んだ時、全身炎に包まれた。それが原因で亡くなってしまう。その後黄泉の国へ‥「そんな物語がもしかしたら縄文時代から語られていたかもしれない」そんな学説を以前読んだことを思い出した。

2000点以上の展示品が充実しているとても見応えのある考古館。いつの日か再び訪れてみたい所。

洗練された深鉢型土器

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