土湯のこけしさん

福島県土湯地方に代々受け継がれるこけし。土湯系と呼ばれるこけしは、東北地方に数あるこけしの中でも特に素朴な原形をとどめていると言われる。なで肩の胴にろくろの線で描かれた着物と柔和な笑顔。現代の住宅に合わせて、ちょっと小ぶりの六寸(18.5センチ)で揃えてみました。木の香が残る新品も良いですが、30年ものになると絵の具が木地に馴染んできて独特の味わいが深まる。こうなって来るともはや土産物の域を超えて存在感を増す。

パソコンデスクの傍らにこんな古風な娘さんがいてくれるだけで心は和むだろうな。今の時代にアンティークが求められる理由です。

太眉が特徴的な大内慎二作

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