
「こんな美しい景色は久々に見た。辺り一面の水田風景。昔はあちらこちらで普通に見られた風景だったのに」。飯山駅から北へ千曲川伝いに田んぼが広がり信濃平の辺りは一面見事な黄金色に染まっていた。整然と整った水田と民家がどこまでも続く。飯山の人々が稲作をとても大切にしていることを感じた。

今日の目的地の一つ目は建御名方富命彦神別神社。
大国主の息子。出雲の国譲りの物語の後、出雲を出て海伝いに能登の辺りから上陸して上越へ、その後信濃川伝いに飯山、長野、武石峠を抜けて松本から諏訪へと。諏訪大社の御祭神になったと伝えられている。
長野県の各地に開拓の伝承を残している建御名方神はこの飯山の地も干拓したのだろうか。信濃町の中心高台に位置する神社からは飯山盆地が一望できる、いい場所だ。

今日の目的地二つ目はこちら、富倉地区にあるかじか亭。オヤマボクチ(山ごぼう)の葉をつなぎに使った北信濃幻の蕎麦。風味は普通の蕎麦とほとんど変わりないが強いコシがあるのが特長。そのコシのせいか通常より細麺で繊細な蕎麦の味は格別。「ここまで来た甲斐があった」。
