冬仕事

今年はいつに無く暖かい冬ですね。とは言え軽井沢の冬は寒い。庭の手入れも畑仕事も無いこの季節は路面が凍結すると日中の散歩もままならない。この時期うってつけの仕事がこれ。

編みかけのフード

ちくちくとひと針ひと針編む。今編んでいるフード、手が遅い私はここまでで3時間ほどかかる。編み物をしない方は「なんて面倒臭い事」と思うでしょうね。これ、やり始めると何故かやめられないのです。編んでいると無心になれると言うか心地よさすら感じる。同じ工程の繰り返しの単純作業とほんのわずかづつの成果が心に平安をもたらす。

竹細工、機織りや着物の仕立て。かつて日本人の暮らしの中には様々な手仕事があって暮らしを支えていた。生活を支える労働と言ってしまえばそれまでですが、手仕事にはそれ以外にも手元に意識を集中する事でほんのその時だけ日常を忘れたり、明日へのエネルギーを蓄えたりする効果もあるんですよね。ヨガや写経の世界観に通じるものを感じます。

春夏ニット帽

「芸は身を助く」我が家では母方に代々受け継がれてきた言葉。母からもらった毛糸を編みながら「なるほどこう言う意味もあったのか」と思うのです。

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