冬の軽井沢は意外に明るい。街中を覆う落葉樹の葉が落ちるからだ。葉がなくなって枝だけになった森。
12月。いつにも増してその姿が目につくのが二ホンリス。人間と同じ昼行性の動物。栗色から灰色の冬服に衣替えしたリス達の生活圏は半径1キロ程度。縄張り意識が強い動物らしく2~3匹で木々の間を縦横無尽に飛び回る姿はどう見ても遊んでいる様にしか見えない。
食べ物が少なくなる冬から春に備えてドングリを土の中に埋めている姿は、家中いたる所にへそくりを貯めている誰かの様だ。でもリスはへそくりの在処を全部は覚えていない。食べきらなかったドングリからは翌年クヌギやコナラの芽があちらこちらに。森の再生に一役買っているという訳だ。天敵が少ない軽井沢の森はリス達の楽園。
彼らの暮らしはコロナ以前から何も変わらない。
12月19日をもちまして本年の営業は終了いたしました。誠にありがとうございました。来年の営業は3月からを予定しております。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。